地下鉄白金高輪駅の東、徒歩6分。三田の寺町の一角にある。慶長4年(1599)八丁堀に創建されたのに始まり、江戸城拡張に伴い、寛永13年(1636年)に現在地へ移転したといわれる。 八丁堀の地蔵橋畔に放置されて泥にまみれていた地蔵を住職格翁宗逸和尚が修復し、白粉を塗って化粧をしたところ、和尚の顔の痣が消えたといわれ、以後、病気のあるところと同じ部分に白粉を塗って祈願すると快癒するとようになったと言い伝えが残されている。 地蔵堂にはこの「化粧延命地蔵(おしろい地蔵)」が安置されており、港区の有形民俗文化財に登録されている。