地下鉄広尾駅の東,徒歩3分。麻布台地の起伏のある自然をそのまま残して樹木が生い茂り,池や渓流を配した林泉式の庭園。都心にあるにもかかわらず閑静な環境につつまれていて,四季の自然の移ろいや野鳥のさえずりも楽しめる。 江戸時代には南部藩の下屋敷だったところで,明治29年(1896年)に有栖川宮家の御用地となり,大正7年(1913年)には高松宮家の御用地なった。昭和9年(1934年)に東京市に寄付されて記念公園として開放された。 現在は港区立の公園で、園内には都立中央図書館や麻布運動場がある。また園内には有栖川宮熾人親王の騎馬像や朝倉響子作の新聞少年の像などが立っている。