日本橋三越本店[本館:重要文化財]
地下鉄銀座線三越前駅の西,徒歩1分。
創業は延宝元年(1673年)。呉服店の「越後屋」として創業したのに始まる。当時は正札販売や切り売りなど画期的な商法で一世を風靡した。その後変遷と発展を続け、明治37年(1904年)、株式会社三越呉服店を設立し「デパートメントストア宣言」を行い、日本初の百貨店となった。昭和3年(1928年)に株式会社三越となり、平成23年(2011年)には株式会社伊勢丹を吸収合併し、株式会社三越伊勢丹となった。
本店は三越の旗艦店で、7階建ての本館と13階建ての新館からなり、7階と3階、地下で連絡している。本館の正面玄関(ライオン口)にはシンボルのライオン像が飾られている。この像は、明治44年(1914年)、三越呉服店日本橋本店新館の開業時に設置されたもの。また、1階中央ホールには佐藤玄々作の木彫彩色像「天女像 まごころ」が置かれている。
本館1Fや3Fには世界の一流ブランドのショップが並んでおり、6Fには三越劇場がある。
本館は昭和10年(1935年)の建築で、国の重要文化財に指定されている。
|